現代屋の高野です。素足が気持ちよい季節の休みの日、外に出かける時は雪駄や下駄を履いています。
軽装履き雪駄は、い草雪駄紺サンド底藍染中字柄鼻緒を履いております。この雪駄は底が紺色の合成ゴムというか硬質スポンジ系でクッション性も良く、い草の縁も紺色生地で縁取られていて藍染鼻緒との色合いに統一感があり気に入っております。
この雪駄を履いて2年目ですが、前坪の糸がゆるんで切れてきました。片方だけが切れかかっていたのですが、もう片方もゆるんできていたのではさみで切り修理することにしました。
鼻緒付きの履物に共通することですが、鼻緒は、前坪に一番力が掛かるので、前坪の付近が一番傷みやすいと思います。糸が切れると前坪が弱くなるので、針と糸で修理します。ナイロン製の糸が丈夫で良いです。すげてある鼻緒に針を通すのは以外にやりにくいのでラジオペンチを用意して、針を通すときにラジオペンチで針を挟んで、通すとやりやすいです。
このような作業には刃物や針などを使いますが、手が滑ったり勢い余って指を切ったり刺したりする事がありますので、十分注意して下さい。
怪我をしないコツは、刃物や針などを持っていない手(右利きの人は左手)、押さえている手を刃物や針などの先側・対面する側に置かないことです。手が滑ってもそこに手や指がなければ、刺したり切ったりする怪我を回避できます。
針に糸を通して玉結びします。縫い方は、後ろ側の裏側から針を通して、前側に回して前から後側に通します。後ろ側から出た針を今度は逆側の前側に通し後ろ側に通し、今度は後側から斜めに差して、横側に針を通して、目立たないところを選び針を通して、糸を切って結びます。これで修理完了です。文章だけでは、うまく伝わらないかもしれませんがそんなに難しくはないです。以下が修理が完了した画像です。
鼻緒が付いた状態での修理方法は雪駄・下駄・草履すべて同じように修理できます。
但し縫い方は多少違う場合がございます。簡単に出来る方法をご紹介しました。
今回ブログで取り上げた軽装履き雪駄は、弊社通販ページ 男性軽装履き い草雪駄のページで購入できます。