男性雪下駄の鼻緒を黒ハイミロン鼻緒ではなく縮緬柄鼻緒で作成しました。
下の画像がその部品になります。
雪下駄を作成するための部品の説明をします。
画面に向かって左から、
前金、根金、巻金、オットセイの毛付きプラツマ、黒捌雪下駄の台、ちりめん菊菱柄鼻緒。
このほかに釘が必要です。
夏下駄を造るときから比べると作業工程が結構増えます。
通常の夏下駄は、下駄の台に、穴を開けて、鼻緒の端の処理(鼻緒に穴を開けて麻紐を通して巻く)をして鼻緒を台に通して、前坪、後緒をすげて、前緒に前金を打ち、後緒は本巻きにします。
雪下駄の場合は、このほかに、以下の作業があります。
裏ゴムが外れないように釘を一足32~40本くらい打ち付けます。
オットセイの毛の余分な長い部分を切り、巻金をプラツマに取り付けてます。
そのオットセイの毛付きプラツマを、下駄の台に合わせて釘で打ち付けます。
巻き金についている穴にだけ釘を打っただけではプラツマが外れやすいので、穴と穴の間にも釘を打ちます。
前金と根金を釘で打ち付けます。
これで完成しました。
品名 紳士雪下駄 桐 黒捌 ちりめん菊菱柄鼻緒
・オットセイの毛の付いた合成ソフトプラスチック爪付
・下駄の底には雪用の滑り止めゴム
品番 サイズ 寸法(cm) 価格税別 足のサイズ
SUGkM M(8寸) 24.3×11.3×6.5 \12,700 24~26cm位
SUGkL L(8.5寸) 26×11.2×6.5 \13,200 25~26.5cm位
SUGkLL LL(9寸) 27.2×11.4×6.5 \13,700 27cm~
作成 和装履物専門店 現代屋