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インターネットWebカメラ 定点観測画像記録システム

■設定・設置について

デジカメをUSBケーブルで接続してインターネットウェブカメラとして使っており、1台のPCに3台のUSBキャプチャウェッブカメラを接続してます。
ウェッブカメラは日立のiNC35、KONICA DIGITAL CAMERA e-mini、クリエイティブメディアのVideo Blaster WebCam Plusです。

■構成図

   iNC35→USBリピーターケーブル5m→USB延長ケーブル2m
                                      ↓
e-mini→USBリピーターケーブル5m→USB延長ケーブル2m→パソコン→ルーター→インターネット
                                      ↑
webcam plus→USBリピーターケーブル5m→USB延長ケーブル2m

■windows2000で各カメラをlistcamで利用するように設定した感想です。

初めて、使ったカメラはwebcam plusです。最初はクリエイティブメディア付属の
監視ソフトを使ってみました。しかし、あまり高機能ではなかったので、次に定点観測ソフトで有名なListcamを試用、高機能で安定しているのでそれから、ずっとlistcamを使わせていただいております。
webcam plusはwindows2000に対応しているので、問題なく使えております。。
ただ、カメラのピントが甘く、ぼやけた感じに映ります。また、発色も良くありません 。
このカメラの良いところは、カメラのドライバーがバージョンアップされることです。旧機種のこのカメラでもクリエイティブメディアのサイトからダウンロード出来ます。ほかのカメラでは、このようなことは内みたいです。

e-miniは通常インストーラではエラーメッセージみたいのがでてインストールが出来ませんが、
win2kのフォルダーにwindows2000に必要なファイルが入っているので、カメラをつなぐと自然に
起動するウィザードに従って簡単にインストール出来ました。
画質はListcamのサイトでおすすめしているとおり、きれいです。
写す物によっては画面全体がやや黄色っぽく映ることがあります。

日立のiNC35は31.8万画素デジカメで画質がきれいです。 カメラ部分が180度動く作りになっているうえ、置いて使えるタイプなので定点観測向きです。

USBポートのコネクターが2つの自作PCに拡張スロット用USBポート(コネクター2つ付き)を付けて、
USBコネクターを4つにし、3つのUSBキャプチャカメラを取り付けました。
iNC35のドライバーはwindows2000に未対応ですが、私の環境では通常インストールでインストール出来ました。
iNC35はカメラをつないで新たなショートカットで作ったListcamを立ち上げると
VFWにiNC35のドライバーが現れ選択して、video formatをクリック。
設定をすましてPreviewをクリックすると無事に画像が表示されました。
その後、e-miniとwebcam plusのそれぞれのListcamを起動。
無事に3台同時にListcamが稼働しました。

画質もきれいです。遠景は写したことがないのでe-miniと比較は出来ませんが、3mくらいまでの画質で比較すると同じくらいきれいでした。
発色も同じような感じです。このカメラは20ルクスくらいの明かりでも感度が上がり実際より明るく撮影できます。
こちらも写す物によっては画面全体がやや黄色っぽく映ることがあります。

e-miniもiNC35もListcamのvideo formatとvideo sourceのボタンを押すと出てくるダイアログボックスの項目や設定がほぼ同じ物です。カメラ選択この項目があることから、同じカメラを1台のpcに複数台のiNC35やe-miniをつなげて制御できるのだろうか?

一度、Listcamの設定をしてしまえば、windows2000に未対応のiNC35もe-miniも普通に使えておりますが、
カメラとusbケーブルを抜き差しし直したりするとListcamがカメラを認識しなくなることがあまりす。
その場合はusbケーブルを刺しても電源が入ってない状態になっていてケーブルを何回か抜き差しすると直ります。

それと、カメラ1台の時は感じませんでしたが、カメラの台数を増やすと1台増やす毎に、
cpuパワーが食われるというかパソコンの処理が待たされるようです。
キャプチャ、ftp、ハードディスクへの画像保存などの時間の間隔にもよるのですがペンティアム3の1ギガ、メモリ512メガのpcで3台タスクトレイ状態でカメラ1台目を1分毎、2台目を2分毎、3台目を5分毎にキャプチャ、ftp転送、ハードディスク保存し、他にアプリケーションを使うと上記の処理中の間、多少処理待ちの状態みたいになります。

Listcamを立ち上げる時にも立ち上げる順番があり
最初にインストールした、
"D:\Program Files\ListCam\listcam20.exe"
をクリックしてから、後に作ったショートカット
"D:\Program Files\ListCam\listcam20.exe" 2
を立ち上げる必要があります。
逆をすると、このアプリケーションはすでに開かれております。
と言うメッセージが出て起動しません。
それ以外は特に今のところトラブルはないです。

■ListcamでUSBキャプチャデジタルカメラを使うには、ドライバーがちゃんとVFWに対応している必要があります。
VFWはアプリケーションに色々な機能を提供する窓口の中で、ビデオデータに関するインタフェースの仕様です。
ListCamはこのAPIに対してビデオデータの出し入れを委託します。
キャプチャドライバーがVFWのAPI仕様の出入り口を持っていなければListCamはドライバーを認識できません。
ListCamのドライバー表示でお使いのドライバー名が表示されていればVFWのAPIを経由して情報のやりとりに成功した
ことになります。もし、TWAIN側の表示になっているようであれば、サポート出来るかどうかは試して見なければ判りません。
WDMはドライバーの上位レイヤーに位置する共通仕様でVFWの代替になる物ですが、公開されていない仕様もあるために
使えるものかどうかは試して見る必要が有ります。

■4台のカメラを設置しました。

 iNC35→USBリピーターケーブル5m→USB延長ケーブル2m→
                                     ↓
e-mini→USBリピーターケーブル5m→USB延長ケーブル2m→パソコン→ルーター→インターネット
                                     ↑
 iNC35→USBリピーターケーブル5m→USB延長ケーブル2m→
       クリエイティブメディアVideo Blaster WebCam Plus→↑

webcam plusの画像の悪さに我慢が出来ず、日立のiNC35をもう一台購入しました。
1台のpcに同じカメラを2台つけるので、pcが2台目のiNC35を認識しなかったら返品する約束で、知り合いの電気屋さんから購入。早速、接続しました。今まで、webcam plusを接続していたUSBのコネクターにケーブルをさして、電源が入ったことを確認し、webcamを作動させていたlistcamでVFWのドライバーを選び、video formatをクリック。カメラ選択のリストボックスに1と2という選択番号が出来て、新たな番号を選びます。この選択番号でカメラを切り替えることが出来ます。無事にiNC35 2台とe-mini 1台すべて認識しlistcamで動作しました。
安定動作をするかはこれからしばらく様子を見てみます。

--以下気づいたことです。−−
  • スタートアップに3つのlistcamを登録してますが、普通に起動してくれることは滅多にないです。
    手動で一つづつ立ち上げていき、プレビューで映っているか確認するとe-miniだけが黒い画面で映ってないです。
    このようなときは、video formatをクリックして設定し直すと映ります。
  • 一つのlistcamで2台のiNC35を切り替えて使うことが出来ます。
    video formatをクリックすると、カメラ選択という項目があり、1、2となっており、そこを選択すると2台のiNC35を切り替えることが出来ます。e-miniもほぼおなじダイアログボックスなので、憶測ですが同じ使い方が出来ると思います。
  • e-miniのvideo formatとほぼおなじダイアログボックス(e-miniは英語でiNC35は日本語)なので、憶測ですがe-miniでも2台使えるかもしれません。

■問題点

  • webcam plusとiNC35とe-mini3台の時は、安定して動作しておりましたが、iNC35 2台とe-mini1台では、前ほど安定しておりません。
    というのは、3つのlistcamを起動させると、iNC35の2つのlistcamでカメラが逆になってしまうことがあるようです。
    listcam1=iNC35(1)
    listcam2=iNC35(2)

    listcam1=iNC35(2)
    listcam2=iNC35(1)

    listcam1=iNC35(1)
    listcam2=iNC35(2)

    listcam1=iNC35(2)
    listcam2=iNC35(2)
    となってしまう現象が起きました。
    video formatをクリックすると、カメラ選択という項目があり、1、2となっており、そこを選択すると2台のカメラ番号を設定し直すと直ったようです

    たぶん、iNC35が同じドライバーを使うので、どちらかのlistcamがカメラを認識できなくなると、どちらのlistcamも認識できるカメラだけにカメラ選択を切り替えてしまうためだと思います。認識できるか出来ないかはUSBケーブル経由でカメラに電源を正常に供給出来るかどうかにかかっていると思われます。認識できないときは電源が供給されず電源が入っていない状態になっております。
    カメラが認識出来なくなる原因は、USBケーブルからの正常な電源供給がなされないためです。
    正常な電源供給には、ケーブルの選択が重要です。私の経験からUSBリピーターケーブル5mと2m\USB延長ケーブルは大丈夫ですが、USBリピーターケーブル5mと3m\USB延長ケーブルは電源供給されないことがあります。ロアスの5mのUSBリピーターケーブルは最長25mまで延長可能らしいです。

  • e-miniのlistcamを起動してからプレビュー画面を見ると黒い画面になっていて映像が映ってないときがあります。
    video formatをクリックして、キャンセルかokボタンを押して映像がうつるようにしております。
    一回、このように設定し直すと、あとはそのまま動作しております。

  • USBケーブルを延長する方法。
    e-miniとiNC35をUSBリピーターケーブルとUSB延長ケーブルで接続してます。
    e-mini→5mのUSBリピーターケーブル→2mUSB延長ケーブル→pc
    iNC35→5mのUSBリピーターケーブル→3mUSB延長ケーブル→pc
    で使えてます。
    この接続順番を以下のように変えるとプレビューが黒い画面になり映らなくなります。
    iNC35→3mUSB延長ケーブル→5mのUSBリピーターケーブル→pc

    iNC35の場合はUSBリピーターケーブル5mにUSB延長ケーブル3mを接続すると、PC起動時にカメラを認識しないことがある。電源供給の問題だと思い、延長ケーブルを2mに交換したら、カメラをほぼカメラを認識するようになった。というかカメラの電源が入っている状態になっているのだと思う。

  • listcamのmain操作画面のpreviwをクリックすると、動画でプレビューできますが、時折、動画ではなく静止画になってしまいます。これは、デジカメなどを使ってシステムを作るとよくある状態で、ビデオシステムのストリームバッファが一杯になり、動画表示出来なくなります。これはWindows側の問題なので、ListCamでは本来どうすることも出来ません。
    listcamメイン画面の左側中央にあるチェックボックスVFWと書いてあるすぐ横のリストメニューのドライバー名が書いてあるドライバー名をクリックして再選択することで私の場合は解決しております。

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