職人技 鼻緒すげ技術

創業より伝わる鼻緒すげの技により足のサイズに合わせた履き心地の良い下駄、草履、雪駄を販売

履き良い下駄 草履 雪駄を販売する現代屋

下駄草履雪駄の通販 現代屋

足入れ、足当たり、履き良さの秘密

履き良さにこだわり続ける和装履物専門店 現代屋は自店で鼻緒をすげております!
草履、下駄などの鼻緒付きの履物はお客様の足のサイズに鼻緒を合わせて履かなければ長時間快適に履くことは出来ないのですが、最近はこの鼻緒の調節や鼻緒すげの出来るお店が少なくなってしまいました。現代屋の履物は軽装履き以外は当店で鼻緒をすげております。履き心地を左右する鼻緒すげには、多年の経験を積んだベテラン職人が創業当時より伝わる鼻緒すげ技術にさらに改良しながら、履きよい履物になるようすげております。 安心してお買い求め下さい。

実録 鼻緒すげ

下駄の台と鼻緒

男千両下駄編

履物は、鼻緒のすげ方次第で履きやすくも履きにくくもなります。
履き心地を左右する鼻緒すげの実演を開始します。
今回は、紳士千両下駄の台と鼻緒を用意いました。
さあ始まりです。

鼻緒すげの道具

これが、鼻緒すげをするときに欠かせない道具です。
左から、(地域によって名称が違う場合もあるかもしれません。)

  • 金槌 釘を叩いたりするときに使います。
  • やすりくじり 下駄の鼻緒を通す穴が小さいときや表面の穴が開いてないときにこれで開けます。
  • くじり 鼻緒の端を処理するときや鼻緒の麻(ひも)を操作するときに使います。
  • 鼻緒伸ばし 鼻緒を伸ばすときに使います。
鼻緒

まず、鼻緒をすげる前に鼻緒の端を丈夫にする処理をします。
これにより、鼻緒が伸びたり切れたりしにくくなります。

鼻緒

鼻緒の準備が出来ました。

下駄に鼻緒を通す

台にあらかじめ鼻緒を通す穴があいてますが、
その穴が小さいと鼻緒が通りにくいので、
鼻緒がスムーズに通るようにヤスリくじりという道具で穴を開け、
それから鼻緒を通します。
最初は鼻緒の後緒を左右とも下駄の台の穴に通し、
最後に前緒を通します。

前緒を留める

前緒を結び鼻緒がぬけてこないように留めます。
この止め方も何通りかやり方があり、台の穴の大きさなどに
よりその結び方を決めます。

前緒を伸ばす

一度前緒を伸ばして、前緒の具合を確かめます。

鼻緒の形を整える

鼻緒の形を整えます。

鼻緒の加減を確かめる

手を入れてサイズの確認、鼻緒のバランスを見ます。

後緒を結ぶ

バランスが決まったら、後緒を結びます。
ここまでの工程で履きやすさは決まってしまいます。
お店で販売している下駄や草履はだいたい標準の
サイズにすげているのでお買い上げのときにお客様
の足のサイズを聞き調節します。

麻ひもを巻く

後緒を結んだら、麻ひもをくるくると巻く飾り巻きをします。
結んだ後の麻ひもの余りを切ります。

前金を打ち付ける

前緒の所に前金を釘で打ち付けます。

片方出来上がり 片方が出来ました。
一足完成

もう片方も同じ工程で仕上げて一足が出来上がりました。

履物屋は自店で鼻緒をすげ、出来上がった草履や下駄をその店で売る。それが昔は当たり前の事だったのですが、今となっては珍しい事になってしまいました。
現代屋では、ベテランの鼻緒すげ職人による独自の鼻緒すげにより履きやすい履物をご用意し、さらにお買上のお客様の足に合わせて鼻緒を調節し履き心地に責任を持ち販売しております。