木下駄の台は柾目、板目、柾張りの3種類があります。
- 柾目(まっすぐに縦に平行に通った木目のこと。丸太の中心を通る年輪に直角な縦断面に現れる木目の事)下駄
- 板目(板の木目が平行でなく波形あるいは山形をした不規則な形の木目の事)下駄
- 板目の柾張り下駄があります。
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1.柾目 |
3.板目柾張り
天一 |
3.板目柾張り
天二 |
柾目下駄は高級品、板目、柾張り下駄は普及品です。
柾張り下駄には、天一と呼ばれる1枚物と、天二という二枚の板を接着剤で接いでいるものとがあります。天二は台の値段が安いが耐久性が劣る、天一は一枚物なので丈夫だが、天二より値段が高くなる。
現代屋は天一の台を使用しております。また、柾目(下駄の台丸ごと1枚物)の下駄以外は下駄の歯は接ぎ歯と呼ばれる下駄の板と歯を接着した物を使っております。柾張りというのは下駄の板目の表面に薄く削りとった柾目(経木)を張っている物を言います。
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