下駄草履雪駄の販売 現代屋

履物なんでもQ&A

履物についてのQ&Aです。

履き良い下駄 草履 雪駄を販売する現代屋


Q 紳士右近下駄の踵ゴムの交換はできますか?
A 下駄の場合の取り替えようゴムは紳士日光用の歯の付いた下駄用のゴムしかござ いません。右近用の取り替え用ゴムがないため、紳士右近の踵を交換する人はあ まりいませんが、どうしても交換したい場合は、婦人用右近用のゴムはあるので、 それを付けるか(婦人物なので結構小さいです。)、日光用のゴムを2列に並べ て右近の踵ゴムの形に切って釘で打ち付けるかのどちらかです。(こちらは割とぴっ たりとなります。)


Q 和服における紳士の礼装は紋付き羽織袴ですが、足元等は祝儀、不祝儀とどのようにすればよいのでしょうか?
A 紋付き羽織袴を祝儀、不祝儀で着るには小物で着分けをします。
祝儀(慶事)の場合は、白の羽織紐、白足袋、南部表雪駄に白革鼻緒、白扇子を持ちます。
不祝儀(弔事)の場合は、鼠色の羽織紐、白足袋(地域によっては黒足袋を履くところもあるそうです。)、草履は南部表雪駄で鼻緒は白革でも黒生地でも良いです。(これも、地域によっては黒という場合もあるかも知れません。)
最近、履物はビニールゴザ表雪駄で代用する方もおります。
一般的な事を説明しましたが、地域により風習がある場合もあるかも知れないので詳しくはその地域で詳しい方にお聞き下さい。


Q 紳士足袋の色と雪駄の色の合わせ方はどうすればいいのでしょうか。?
A 大きく分けると紳士足袋は礼装用とお洒落用(普段用)の2つに分かれます。礼装用(着物は紋付き袴など)には白足袋を履きます。雪駄は畳表(南部表)で鼻緒の色は白の革鼻緒です。お洒落用(普段用)(着物は大島やウール)の時は、一般的には黒の足袋を履きます。雪駄は畳表の場合は鼻緒は黒や紺、茶などの生地のものやトカゲやなどのは虫類など、革の雪駄の場合は色の濃いものを履きます。ただ、白足袋を履いてはいけないということではないようです。白足袋は汚れやすいのでそれを普段に履くということは最高のおしゃれなんだという方もおります。このように白足袋には白鼻緒の畳表の雪駄か白の革や合皮雪駄、黒足袋には黒などの色の濃い鼻緒の畳表か濃い色の革や合皮雪駄というように同色系で合わせるのが一般的です。浴衣の時は素足には黒の鼻緒の雪駄、白足袋を履いたときは白鼻緒の雪駄を履きます。


Q 外国人に和装履物をプレゼントするときに注意する事は?
A 日本では和装履物は履物よりかかとや小指側を出して履くのが普通ですが、外国人はかかとや小指が履物より出るのを嫌います。なぜなら、履物からかかとや小指が出ている状態はスラックスで言うなら、短いスラックスをはいているのと同じことと考えるらしく耐えがたい事らしいです。ですから、外国人に履物をプレゼントする場合は小指側が出ない履物は履物の構造上ないので、出来るだけかかとの出ないサイズを選ぶと共にかかとと小指側が出るのはジャパニーズスタイルだよと説明してあげて下さい。
当店に来店する外国人観光客の方々は雪駄や草履や下駄を購入しています。外国人の方は、草履・雪駄・下駄を試し履きをして踵や小指側が多少出ているかほぼぴったりのちょうど良いサイズなのに小さいと言ってきます。そのときに私が下駄や雪駄を履いていて踵や小指側がはみ出すしているのをお見せして、これがジャパニーズスタイルと説明すると納得して購入する方は多いです。


Q 礼装用の草履かかとの高さの選び方は?
A 一般的に草履のかかとの高いものは礼装用、低いものは普段用、お洒落用となってます。高さが有る方が足元が華やかになるので、1寸2分から1寸5分のものが良いでしょう。ただ最近は、普段用にかかとの高いものや、礼装でも低めを探している方もいるので当店では特注で作っております。


Q 礼装には佐賀錦草履バッグが正式と聞きましたが、他に種類(素材)はありますか?
A 礼装用の草履は裂地が正式ですから、佐賀錦にこだわる事はありません。帯地としておられた錦でも、綴れ織でも良いです。また、裂地ではないですが最近はエナメル加工や艶をあまりださない加工をした革製の草履バッグも礼装用に用いられます。


Q 草履を買う時の注意することは?
A 草履を買う時には、まず履いてみることが大事です。お店に並んでいる草履は、あくまでも標準サイズに鼻緒をすげて(取り付けて)いるので、自分の足のサイズに鼻緒を調節しなければなりません。鼻緒がゆるすぎる場合は、足で草履を持ち上げて歩く事になるので疲れます。きつすぎる場合は、痛くて長く履いていられません。いずれの場合も履き心地だけでなく歩き方にまで影響するので、必ず鼻緒すげ技術者に調節してもらって下さい。ほどよく調節された草履は快適に歩けます。


Q 草履(げた)を履くとかかとが出るのですが、小さいのでしょうか。
A 草履(げた)は、かかとを多少出して履くものです。1〜3センチくらい出して履きます。その度合は自分で履いていてかかとが痛くないぐらいのかかとのでかたならOKです。逆に足のかかとより草履の縁が出るようだと大きい草履を履いていることになります。


Q 草履(げた)には履き方があるのですか?
A 草履(げた)の履き方には鼻緒の前緒を指の又まで深く入れず、つま先で鼻緒をひっかける様にしかかとを草履から多めに出して履く粋な履き方と、鼻緒の前緒を指の又まで十分深く入れて履く上品な履き方と2通りあります。


Q 新しい草履(げた)を初めて履くときのに気をつける事は?
A  新しい履物をお履きになる時は、必ず鼻緒がよじれない様に気をつけて履いてください。草履(げた)は一度履くとその人の足の癖がつきますので、最初の足入れが肝心です。一度よじれるといつまでも鼻緒が裏返り易い癖が残ります。鼻緒がねじれないよう足の甲にフィットするように足を入れ下さい。
の広い下駄を初めて履く場合、下駄の内側同士をぶつけて下駄の内側に傷を付けやすいので、気を付けてお歩き下さい。また、木で出来ているので、硬いところにぶつけると欠けたりつぶれたりします。階段の上り下りやエスカレーターの乗り降りの時など特に気を付けて下さい。